★やってみた★ミュージカル歌詞内のあれこれ♪

ミュージカルの英語歌詞内に書かれているあれこれを、実際に試して記事にしています。書かれていることを試すことで、ミュージカルへの愛着や理解度がぐっと深まりますよ。気になるという方は、是非チャレンジしてみて下さいね★

ハミルトンも食べていた?(14)Salamagundy Saladを味わおう!

ミュージカル『ハミルトン』の虜になった方は、この日本でどれくらいいらっしゃるでしょうか?日本で公演がされていない分、恋い焦がれて、想いが募って、禁断症状が出ている方も少なくないでしょう。

何を隠そう、私もその1人です(笑)。

そんな私はつい最近、自分にとって最高の本を見つけました。ハミルトンが生きた時代にどんな料理が食べられていたのかが、100ページ強でまとめられている本です。

この本を見つけた時は衝撃が走りました!

ミュージカル『ハミルトン』に夢中になり、ハミルトンのことならば何でも知りたいこの私は、料理が好きで、食べることも大好きなのです。

これは作って食べてみるしかないっ!ということで、 今回はSalamagundy Salad(オサラマガンディ・サラダ)をご紹介しますよ。

 

目次:

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"THE HAMILTON Cookbook ~Cooking, Eating & Entertaining in Hamilton's World"

この本は第1~6章構成で、ハミルトンやアメリカの歴史、料理の歴史、そして22種のレシピが掲載されています。

全ページ英語の本ですが、『ハミルトン』好きの方には是非オススメしたい1冊です。

 

第6章、"Original & Adapted Recipes(オリジナル&改作レシピ)"では、8つのジャンルに分けてレシピを紹介しています。

 

  1. Breakfast & Breads(朝食とパン)
  2. Soups(スープ)
  3. Fish & Seafood(魚とシーフード)
  4. Meats(肉)
  5. Vegetables(野菜)
  6. Salad(サラダ)
  7. Sweets(スイーツ)
  8. Beverages(ドリンク)

 

今回は、6. Salad より、"Salamagundy Salad"をご紹介しますよ。

 

Salamagundy Salad(サラマガンディ・サラダ)

難易度:★☆☆
味:★★☆
※いずれも個人的見解

この料理、サラダなのは分かりますが、そもそも呪文のような「サラマガンディ」とは何のことなのでしょうか?

 

The name "salamgundy" or "salamagundi" comes from the French word salmigondis, meaning a disparate collection of people or things. In old French cooking, a salmigondis was a melange of different meats, reheated together in a sauce.
The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.100)

 

「サラマガンディ」とはフランス語の“salmigondis”から来ていて、「異なる人や物の集まり」を意味しているようです。今回は肉、野菜、卵などのあらゆる材料から作るので、この名前が付いているんですね。

ちなみに、古くのフランスの料理では、“salmigondis”は異なる肉を混ぜ合わせたものを、ソースで熱するものだったようですよ。

 

レシピの紹介

このレシピはオリジナルではなく、次の改作だそうです。

 

Adapted from "To Make Salamagundy", Hannah Glasse, The Art of Cookery Made Plain and Easy.
The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.96)

 

Hannah Glasse(ハンナ・グラッセ)著、"The Art of Cookery Made Plain and Easy(シンプルで簡単な調理法の芸術)"の中の"To Make Salamagundy(サラマガンディの作り方)"より…とあります。

恐らくこの本ではないでしょうか。

 

作る前に

このサラダのポイントとイメージを先に知っておきましょう。

 

This recipe is a layered version of what we might call a chopped salad today. Each ingredient is in a seperate layer, beginning with meat on the bottom and ending with salad greens on top.
The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.100)

 

現代では「チョップドサラダ(粗切りのサラダ)」と呼ばれるものを、具材ごとに層にしたものが今回のサラダのようです。順番としては肉が一番下、葉物野菜が一番上にくるそうですよ。

 

材料

"Serves 4 to 6 as a lunch or a side at dinner"とあったので、以下の材料で4~6人前のランチか夕食が出来上がります。

 

【Salad Ingredients】

 

【Salad Dressing

 

それでは1つずつ説明していきます。

 

【Salad Ingredients】

  • 1 roasted chicken, cut or shredded into bite-sized pieces
    →焼いた鶏肉…1つ(一口大に切ったもの)
  • 6 hard boild eggs, whites and yolks minced separately
    →ゆで卵…6個(白身と黄身を分けて細かくしたもの)
  • 2 to 4 ounces (1 to 2 small tins) anchovis minced
    →アンチョビ…2~6オンス(ブリキ缶1~2個/30~60g)を細かくしたもの
  • 4 to 6 lemons, juiced and pulp removed and chopped(reserve the juice for dressing)
    →レモン…4~6個(絞り、果肉を除き刻んだもの。レモン汁はドレッシング用にとっておく)
  • 2/3 cup (about 4 to 6 ounces) minced sweet pickle chips
    →ピクルス…2/3カップ(4~6オンス/120~180g)を細かくしたもの
  • 3 to 6 ounces sorrel. kale. or arugula, chopped or sliced into ribbons
    →スイバ、ケール、ルッコラのいずれか…3~6オンス(90~180g)を刻む、もしくは千切りにしたもの
  • 6 ounces spinach, preferably baby spinach, chopped
    →ほうれん草(若いものが良い)…6オンス(180g)を切ったもの

 

【Salad Dressing

 

Dijon mustardとはこれのことですね!

 

kosherとは恐らくこの商品のことだと思われますが、 ここでは単純に「塩」と紹介しています 。

 

アメリカの単位

この本を読む上で一番難しかったのは、単位です。

日本で何不自由なく使っているcm、ml、g、cc、℃などは、この本で一切使われていません!その代わりに使われているのはinch、oz、lb、°F…など、アメリカ独特の単位。

とーっても分かりづらいので、今回出てくるものを分かりやすく換算しておきましょう。

 

  • 2 to 4 ounces…30~60g
  • 4 to 6 ounces…120~180g
  • 3 to 6 ounces…90~180g
  • 6 ounces…180g
  • teaspoon…小さじ

 

ちなみにこの本のp.123に換算表が載っているのでご安心を!

 

Salamagundy Saladの感想

なかなか触感の楽しいチキンサラダでした。そして味もバラエティーに富んでいましたね!

今回は葉物野菜に「ケール」を使いました。ケールだけ食べてみると、何だかとっても苦い?辛い?ような印象を受けましたが、サラダにして他の具材と共に食べると…あら不思議。そういった特徴的な味は緩和されるのです。

日本では生で食べる機会のないほうれん草も、むしろ新鮮で触感を楽しめましたし、レモン風味のさっぱりとしたドレッシングは夏向きの料理だなという感じでした。

夏の昼・夜の1品に丁度良いですよ。

材料の中にアンチョビやピクルスが入っているので塩味は必要ないですが、それでもチキン自体に味が欲しいという方は塩コショウして焼いても良さそうです。また、酸っぱい味が苦手な方は、ドレッシングをかけずにそのままでも良いかも。

食べる直前に材料を一度に混ぜると、味が絡み合って美味しいですよ!

 

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